はじめに
妊娠後期から臨月にかけて、「外出はどこまでしていいのか」「何週から控えた方がいいのか」と悩む方はとても多いです。
お腹も大きくなり、少し動くだけでも疲れやすくなるこの時期。さらに「いつ陣痛が来てもおかしくない」と言われると、外に出るのが怖くなる一方で、「ずっと家にいるのもストレス」と感じるのも自然なことです。
実際には、妊娠後期や臨月でも外出は禁止ではありません。ただし、これまでと同じ感覚で動くのではなく、出産に近い体であることを前提にした判断が必要になります。
この記事では、妊娠後期・臨月の外出について、
・何週から気をつけるべきか
・週ごとの陣痛が来る確率
・安全な外出の範囲
・臨月妊婦の持ち物
・外出先で陣痛が来てしまった場合の対処法
まで具体的にわかりやすく解説します。
何週から外出に気をつけるべき?
結論としては、35週〜36週あたりから外出の仕方を見直す必要があります。
この時期は、まだ出産の確率は高くないものの、体は確実に出産に向けて変化しています。
臨月は、36週から39週、そして37週以降は「正産期」と呼ばれ、赤ちゃんがいつ生まれても問題ない時期に入ります。
この中でも特に重要なのが、37週を超えるタイミングです。
ここを境に、体は「赤ちゃんを外に出す準備」に入ります。子宮口が徐々に柔らかくなり、お腹の張りが増え、前駆陣痛が起こるなど、出産に向けた変化が現れ始めます。
つまり、36週までは「育てる時期」、37週以降は「いつ生まれてもおかしくない時期」となります。
なので、37週以降は、「何かあったらどうするか」を前提に行動する必要があります。
〜週数別〜陣痛が来る確率はどのくらい?
妊婦さんが1番気になるのが、「いつ生まれるのか」という点ですよね。
個人差はありますが、統計的には次のような傾向があります。
36週ではまだ早産の範囲であり、陣痛が来る確率は低めです。(1%未満)
37週に入ると徐々に増え始め(約5%〜10%)、38週になると現実的な確率になってきます。(約20%)
そして、39週がピークとなり(約40%)、最も多くの出産がこの時期に集中します。
40週も引き続き多く(約30%)
41週以降に出産となることも珍しくありません。(約8%)
つまり、38週以降は「今日陣痛が来ても普通」の状態です。
ここをどう捉えるかで、外出の考え方も大きく変わってきます。
外出はしていい?基本の考え方
妊娠後期、臨月でも、体調が安定していれば外出自体は可能です。ただし、重要なのは「行けるかどうか」ではなく、「何かあったときに対応できるかどうか」です。
例えば、同じ距離でも
・電車で1時間かかる場所
・タクシーで30分で帰れる場所
ではリスクが全く違います。
そのため、外出の判断は、距離も大事ですが、緊急時にどう動けるか、で考えることが大切です。
迷ったときは、シンプルにこう考えると判断しやすいです。
「今ここで、陣痛が来ても大丈夫か」
この視点で考えた時に、比較的行きやすい場所、避けた方がいい場所はこの通りになります。
【比較的行きやすい場所】
・タクシーがすぐに呼べる場所
・トイレがある場所
・すぐに座れる場所
・産院まですぐに(30分〜1時間以内)行ける場所
・サクッとランチ
【避けた方がいい場所】
・タクシーがすぐに呼べず、移動手段が限られている場所
・人が多過ぎる場所
・トイレが近くにない場所
・産院まですぐに行けない(1時間以上かかる)場所
・長時間のお出かけ
また、会う人や、時間帯も限定した方がいいです。
臨月以降に会う人は、臨月だからいつ体調に変化があってもおかしくない、ということを理解してくれている人に限定する方がいいでしょう。
何も知らない人だと、万一何かあった際に驚いてしまい、対応に困ってしまう可能性があります。
また、時間帯も、臨月以降は、なるべく夜の時間帯はお出かけを控えた方がいいです。
暗い夜道は転倒のリスクがあります。
そして、電車を利用する場合は、夜の時間帯は混み合う可能性が高いです。
万一お出かけ先で陣痛が来てしまって電車で帰ろうとした時、満員電車だと座ることも出来ず、乗りたい電車に乗れる保証もないですよね。
陣痛中に、人混みに押されながら電車移動するのは、現実的ではありません。
〜週数別〜お出かけ範囲
結論、何週はどこまでならお出かけしていい、などの決まりはありません。
中には、38週ごろまでお仕事していた、なんて話も耳にします。
ただ、個人的に前述した内容を踏まえた上で、週ごとのお出かけ範囲の目安を決めてみましたので、そちらを参考にしていただければと思います。
※切迫流産などで医師に外出を止められている方は、もちろんそちらの指示を優先してください。
【〜35週】
・自宅から1時間までの距離
・万一の場合、タクシーを呼ぶことの出来る場所
・2、3時間であれば夜もOK(ただし、新宿や渋谷などの繁華街は避ける)
35週までは、まだ臨月前なので、マイルールとしてはこの時期までは夜の外出はOKということにしました。
ランチなど昼の外出に越したことはありませんが、会っておきたい友達との予定が、なかなか昼だけだと立てづらいんですよね、、、
ただ、流石に夜の繁華街は何が起きる分からないので避けた方がいいですね。
【36週】
・自宅の最寄り駅から電車で30分以内の距離
・万一の場合、タクシーを呼ぶことの出来る場所
・夜の外出は避け、ランチなど昼の時間帯に絞る
36週からは臨月に入ります。
確率が低いとはいえ、少なからず陣痛が来てしまうリスクはあります。
お腹もかなり大きいかと思いますので、出来ればこの時期からは安静に過ごしたいですね。
【37週】
・自宅に30分以内に戻れる距離(なるべく電車移動は控える)
・身内など本当に頼れる人とのお出かけに絞る(なるべくひとりでのお出かけは避ける)
・1、2時間程度のお出かけにする
37週は、正産期に入りますので、いつ生まれてもおかしくありません。
お出かけする場合は、すぐに家に戻れる距離にしましょう。
【38週〜】
・自宅から徒歩圏内
・出かける場合は、身内とのお出かけに絞る(電車移動はNG)
・自宅周りで、陣痛を促すための散歩などはOK
38週以降は、普通に陣痛が来る時期です。
お出かけ先で陣痛や破水が来たら怖いので、私はこの時期は徒歩圏内での移動に絞ります。
万一、身内とお出かけする際は、車での移動であれば短時間であれば問題ないかと思います。
ただし、産院まで車ですぐに迎える距離がいいですね。
※あくまでも都内在住の私の目安となります。
お住まいの地域によっては、車移動が必須など環境が異なる場合もあるかと思いますので、参考程度にしてください。
臨月妊婦の持ち物
お出かけ先で、破水や陣痛が来てしまった場合に備えて、臨月以降にお出かけする際は万全の準備をしてお出かけしましょう。
【持ち物】
・母子手帳
・保険証(マイナンバー)
・診察券
・現金1、2万円(タクシー代)
・スマホ(産院の番号登録必須、GOタクシーの登録必須)
・夜用ナプキン(破水対策)
・タオル(破水対策)
タオルなど、破水対策のためと記載していますが、今「破水セット」というものが売っています。
吸水防水マットなどが入っているため、タクシーに乗る際も安心です。
私は、使用するか分からない破水セットの購入がもったいないと思ってしまったので、今後も使用出来る、赤ちゃん用のおねしょシーツを購入しました(笑)
これを臨月以降は持ち運びます。
外出先で陣痛・破水が来てしまった際の対処法
大前提、このステップだけ覚えていれば大丈夫です。
①産院に電話する
②指示に従って移動する(基本はタクシー)
自己判断で動くのではなく、必ず先に産院に連絡をして指示をもらいましょう。
陣痛が来た時の対処法
陣痛は「規則的に繰り返す痛み」が特徴です。
最初は生理痛のような違和感から始まることもあります。
【やること】
①座れる場所を確保
②痛みの間隔を測る(アプリを入れておくのがベスト)
③間隔が10分を切ったら産院に電話(その前に連絡するも可)
④指示に従ってタクシーで移動
初産の場合、陣痛が始まってからすぐに出産になるケースは少なく、数時間以上かかることがほとんどです、焦らず行動して大丈夫です。
破水した時の対処法
破水は、ドバッと出るとは限らず、チョロチョロと少量ずつ出るケースもあります。
【やること】
①座れる場所を確保(トイレが近くにあったらベスト)
②夜用ナプキン、無い場合はタオルを当て羊水が出てくるのを防ぐ
③産院に電話
④指示に従ってタクシーで移動
破水後は感染リスクがあるため、迅速な対応が必要です。
まとめ
妊娠後期、臨月にお出かけする範囲は、最終的には自己責任、自己判断となります。
不安な方は、ずっと自宅で陣痛を待機している方もいるかと思います。
ただ、現実的に36週から40週ごろまで自宅で待機となると1ヶ月ほど外出出来ないことになりますので、心の健康にあまり良く無いですよね。
環境にもよるかと思いますが、持ち物をしっかり準備し、外出を楽しみましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
皆さんが安心した妊婦生活を送れますように。

